イノベーション領域の探索
BMIA認定コンサルタント養成講座 応用3ではシナリオプランニングと共にワールドカフェによるイノベーション領域の探索の方法を行います。
BMIAではイノベーションとなり得る思考法としての演繹法と帰納法に対して第3の思考法として、アブダクションをお伝えしています。
演繹法は○○であれば売れるという必然的考え方です。帰納法は他社も売れているから売れるという蓋然的な考え方となります。なんだかどっかで聞いたことあるなという思考法ですね。
それに対してアブダクションは飛躍的な考え方を言います。
なぜものは、地球の中心に向かって落ちるのか?
→ものが引き合っている(飛躍的仮説)と考えると説明がつく
→万有引力の法則
といった思考プロセスを踏みます。
アブダクションの定式
驚くべき事実Cが観察される。しかし、もしHが真であれば、Cは当然の事柄であろう。よって、Hが真であると考えるべき理由がある。
今あるリソースや環境から思考を積み上げてもありきたりのアイデアにしかなりません。イノベーション足り得るアイデアは、想定外の投げ込みから始める必要があるのです。
この思考法を組み込んで事業アイデアを出すために50年後の自社事業を考えるワールドカフェからバックキャスティングして現在立ち上げるべき事業を考えます。
発散系のワークは本当に楽しいですよね。ワークはYes&のマインドセットで出てきたアイデアを否定せずそれならば、と自分のアイデアをつけ足します。
以前ある企業の50年後は国を作っているというとんでもないアイデアが出てきました。そこからかなり、面白い事業アイデアに着地したときは快感でした。
応用講座3つの中で一番楽しい講座かなと思います。ご興味ある方は是非受講ください。
文責 國井 誠