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アイデアの生まれる場所

最近やっと少しずつ仕事で外に出れるようになりました。

現場に行けるようになったんですよね。

そして改めて現場で感じる肌感覚の重要性を強く感じています。

現場に行くという事は、確かに移動時間がロスになり一見生産性が低いように見えます。自分の作業が単純作業ならそれは正しいと思います。

しかしながら、何か新しい事を考えなければならない、あーでもないこーでもないと考える仕事なら、現場の肌感覚は絶対に必要。

むしろそれがないとわからない事、思いつかない事があるので、テレワークで済まそうとすることが生産性を落としていると言えます。

各自が家にいて、オンラインミーティングで長い時間かけてカスタマージャーニーを作っても現場で見た瞬間それがあり得ないものだとわかります。

現場を見る、話を聞く(これもオンラインで代替えできそうなものですが不思議と直接あってしか口から出てこなかったりします)それにより全く新しい視点をプロダクトの思想へ反映出来たりします。

この1年半これらの機会損失を世界規模で受けていたとすると、コロナは人類の歩みを大きく遅らせたのだなと感じています。

アフターコロナにおいて、通勤費用やオフィス不要といった面での効率性や生産性をみて在宅ワークは続けられるでしょうが、創造性に対する生産性を考えたリアルミックスをどのようにワークプランに落とし込むかで会社の競争力に差が出そうです。

家の中でひたすら情報を整理し続けることは、アイデア発想からかけ離れていきます。

理論的に整理すればするほど、そのアイデアは誰にでもたどり着ける凡庸なものになります。

今年の後半は、創造性の解放がキーワードかもしれません。

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