進化するアーキタイプ、深化する人
こんにちは國井です。
7月に引っ越しをしました。理由は、子供が大きくなって住んでいたマンションが手狭になったのと、所有していたマンションの築年数とこれからの日本の人口減少問題を考えると売り時だなと思ったからです。
今後子供の進学や親の介護リスクを考えるとあと数年のうちには、もう一度引っ越しを考える必要が出てきます。よって学区が変わらないようにすぐ近くの一軒家の賃貸に引っ越しました。マンションから一軒家への引っ越しで、収納家具や庭の物置、草刈りの道具を揃えたりといろいろ物入りでした。
次に引っ越しすることが決まっているので新しくものを買うのはお金がかかるということ以上に所有物が増えるというのも苦痛だなと感じました。
そんな時にこんな記事をみて正にと感じた次第です。
https://ideasforgood.jp/2018/08/15/harth/
アドバイザーの小山龍介さんのブログ(https://www.biz-model.jp/entry/2018/08/01/170908)にもあったのですが
最近気になることは、新たなビジネスモデルのアーキタイプが広がることにより起こる人自身の変化です。
たとえばクラウドテクノロジーの進化により、シェアリングエコノミーやサブスクリプションのビジネスモデルが広がっています。これは、われわれがさまざまなモノを所有しないという仕組みです。
モノを所有しないことにより、人の所有欲が0に近づいて行ったときに浮き上がる人の思いと行動の変化は、どうなるのか。
また環境やフェアトレードなどに配慮した消費活動の広がりや健康長寿に向けた健康への投資という考えに基づいた消費といった、今までは商品の良さからその商品を使うことで得られる何かを見ようという考え方から、自分に直接的な恩恵がないが地球全体を考えた消費、予測のできない未来に向けた投資行動が主流になるとき人の内面にどのような変化をもたらすのでしょうか。
個人的には、ナラティブや残心、与贈と与贈循環、寛容を伴った鍵と鍵穴、といったキーワードの輪郭が際立つと考えています。
次の時代を見つめる上でビジネスモデルイノベーション協会として、この領域は深めていきたいと思います。次回のオリンピアもこの辺りをテーマにしたいと検討中です。